弁護士ビッキー:いちばん大切なのは内なる平和

「人生でいちばん大事なことは人間として成長することだと思っています。自分をよりよく知り、自分に忠実であること、日ごとによりよい人間になること、自分自身のなかに平和をみつけることです。」

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コロナ禍が民主主義を強化

マスクのつけ方を説明するサラス保健大臣(Ministerio de Salud de Costa Rica 写真)

コスタリカ大学の世論調査でとくに興味深いのは、政府に対する支持率の上昇と並行して、民主主義への支持もあがっていることです。コスタリカの政治制度を0から100までのスケールでどれだけ支持するかという質問に対し、2019年11月の平均点が58だったのに対し、今年の4月の調査では76まであがりました。

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コロナで人気~人形づくりのマイコル

マイコルと保健大臣の人形

「今ではいろんな国から注文がきます。中南米だけでなくアメリカ、ヨーロッパ、それにオーストラリアやニュージーランドからもです。一度アルメニアの歴史的な英雄をたのまれたこともあります。」

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貧困者たちの声:ラリー

ニカラグア人移民の町、コスタリカのラ・カルピオ
右から3人目がラリー

「ほかの人の模範になりたいと思ってます。それに大勢の人を助けたいんです。ぼくもいろんなひとに助けられたようにね。人生のボクサーになりたいんです。ボクサーであるためにリングはいりません。毎日いろんな問題に立ち向かってボクサーのように戦っていますから。」

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楽園の中の貧困と不平等

前回はコスタリカの幸福度が日本や、ほかの国々とくらべて高いというお話しをしました。今回は、「コスタリカ、ハッピーな国、豊な自然に囲まれた楽園」というイメージの陰にかくれた貧困について少し述べましょう。

このブログの、「コスタリカ、過去と現在」のページでも触れましたが、この国は、ここ20年間以上のあいだ、貧困率を20パーセント以下に下げることができないでいます。2019年に統計局が行った世帯調査の結果では世帯ごとの貧困率は21パーセントで、2010年と変わっていません。このグラフが過去10年間の傾向をあらわしています。

世帯調査から見るコスタリカの貧困率の変遷

Fuente: INEC Costa Rica, Encuesta Nacional de Hogares 2019 Resultados Generales
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コスタリカとラテンアメリカはなぜこんなにハッピー?

世界幸福度調査2018。色が濃いほどハッピー。コスタリカは7.072。

コスタリカは世界で最も幸せな国のひとつだと、よくいわれます。この国の観光省の宣伝でも観光客の思いつきでもなく、具体的な根拠があります。「世界幸福度調査」(World Happiness Report)に示されています。

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コスタリカを選んだ日本人バイオリニスト、八木哲夫

コスタリカ交響楽団のバイオリニスト、そしてコスタリカ国立音楽学校の教師を35年間務めた八木哲夫さん

「 コスタリカに来てよかったと思います。一生懸命はたらいて、やりたいことをやってきて、仕事の成果もあります。生徒たちはあちこちで活躍してますし、ぼくもいろんな国の人たちと友だちになれました。 」

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